Wixは、手軽にWebサイトを構築できるノーコードツールとして、多くのホームページ初心者の個人の方から中小企業まで様々な方から人気があります。
しかし、これまで160以上のWixサイトを作ってきて感じるのですが、Wixにはいくつかの欠点も存在し、特定のユーザーには適していないこともあります。
ここでは、Wixの基本的な機能とデメリット、さらにはWixが向いていないユーザーの特徴について解説します。
Wixの使い方と基本的な機能
1番の魅力!Wixのドラッグ&ドロップの操作性について
Wixの最大の特徴は、直感的なドラッグ&ドロップ操作によるWebサイトの作成です。コーディング知識がなくても、好きな場所に要素を配置し、デザインを自由にカスタマイズできるため、初心者にも非常に使いやすいです。
初心者向けの簡単なWebサイト作成機能
Wixは、豊富なテンプレートと簡単に使えるビルダーを提供しており、初心者でも短時間で美しいWebサイトを作成することが可能です。特に、小規模なビジネスや個人ブログなど、シンプルなサイトを作りたい人に適しています。
テンプレートの豊富さとデザインの自由度
Wixには数百ものデザインテンプレートが用意されており、幅広いニーズに対応できます。また、テンプレートをベースに細かいデザイン調整ができるため、カスタマイズの自由度も高いです。
ここで一つ、個人的なWixの欠点をお話しすると、テンプレートが若干ダサい(いつもお世話になっているWixさん、言葉を選ばずに書かせていただきました。すみません)
あ〜〜〜〜、このテンプレートの感じ、海外の方なら全然OKなんだろうな〜。と思うものがあります。 最近はWix STUDIOに限り、日本人のWixデザイナーさんが作ったテンプレートの販売もスタートしました。
テンプレートのおかげでゼロから作る必要がないのと、ここからさらに発想を膨らませたデザインが実現できるので、今後もWixテンプレートには期待しています。
Wixのデメリットと対応策
SEO対策が弱い
これ、誰が言い出したか分からないのですが、当社に問い合わせを下さる方からも「WixってSEO対策に弱いんですか?」とよく聞かれます。
今、この記事を読まれている方に、どのようにしてこのページを見つけたかを思い出してもらいたいのですが、きっと「Wixの欠点 デメリット」などで調べませんでしたか?
当社も様々なSEO対策を行い実際に集客ができています。
つまりWixは細かなSEO設定まで簡単に行えるため、一般的なSEO対策は十分と言えます。
Wixの速度とパフォーマンスに関する課題
WixのWebサイトは、時にページの読み込み速度が遅くなることがあります。
サイトを編集するためのエディタ画面に入った時も「あれ〜〜、今日はちょっと重た目かな?」と感じることがあります。
当社がWixの会社側ではないので、どんな原因とタイミングで重たくなるのか分からないのですが、たまにあるのは、開いているブラウザ(Chrome)の更新が必要な時などに重たくなっている傾向があります。
また、実際に公開されているサイトが重たいと言う場合は、ビジュアル重視のデザインや多くの機能を一度に使うことが原因です。
これはWixだからと言う理由ではなく、どんなCMSを使っても基本的に重たくなる可能性があります。
対策としては、画像を最適化し、不要な機能を削除することで、ページの読み込み速度を改善できます。
Wixが向いていないユーザーの特徴
高度なカスタマイズが必要なプロユーザー
高度なカスタマイズや専門的な機能を必要とするユーザーには、Wixは向いていません。Wixは使いやすさを重視しているため、細かいコードの編集や独自機能の追加には限界があります。
Wixの機能としてHTMLの埋め込みやVeloによるカスタマイズもできるので、表現の幅は広がりましたが、Wix本来の誰でも簡単にホームページを更新できるようにするためにはカスタマイズし過ぎないことも大切かもしれません。
先日公開したサイトがサイトを開いた瞬間、暖簾がなびいてその暖簾をくぐっていくと言う動作を実装しました。これは完全にWix本来の機能ではなくWebGLを使ったのですが、どんな動作なのか気になる方は見に行ってみてください。
複雑なWebアプリ開発を目指す企業
複雑なWebアプリケーションの開発を目指す企業には、Wixはあまり適していません。
Wixは主にWebサイト制作に焦点を当てているため、カスタムアプリケーションの開発やAPIの連携など、技術的な要件が多いプロジェクトには向かない場合があります。
Wixもノーコードによるアプリ開発ができるようになったのですが、周りのWix制作仲間の声を聞いてももう一歩という印象です。
Wixが向いていないユーザーのまとめ
Wixは初心者や中小規模のWebサイトを構築したいユーザーにとって非常に便利なツールです。しかし、複雑なカスタマイズが必要、または大規模なアプリケーション開発を行いたい場合には、他のプラットフォームの方が適していることもあります。
自社のニーズに応じて、最適なツールを選択することが重要です。
これまで160以上のWixサイトを作らせていただきましたが、お客さまのニーズとして高まっているのは、複雑なカスタマイズではなく、いかに簡単に早く自社で更新できるか!ということです。
全てにおいてスピードが求められる現在、Wixの欠点も知った上で、何を優先してビジネスをするべきかをしっかりと判断していただき、「Wixってありだな〜」と思われた際にはお気軽にご相談ください。
zoomによる30分無料相談を随時行なっておりますので、気になることはなんでもご質問ください!
この記事を書いた株式会社ありのまデザイン 代表楢崎について。
2015年、Wixに特化したWEBサイト制作会社 ありのまデザインを創業。
(現在は法人化し株式会社ありのまデザイン)
Wix制作パートナーとして最高ランクのレジェンドパートナー。
Wixでの制作実績は160サイト(2024年9月時点)
Wix制作仲間からも「これってWixで作ってるんですか?」と質問されるようなWixサイトを作っています。
誰もが知る大手企業様から個人の方まで幅広く対応しております。
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