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執筆者の写真楢崎 雅也

P-MAXキャンペーンって意味ない?効果の検証方法は?

SEO記事をAIでサクッと作成。本当に意味があるの?

本日、お客様が申し込まれたGoogle広告のP-MAXキャンペーンの設定をサポートしてもらいたいという事でGoogle広告の担当者さんとやり取りをしたのですが、1カ月で30万の予算を使った結果が驚くものでした。

同じ予算を使うのであれば、まずはGoogle広告の中でもGoogle検索広告にすべきだったと感じています。

あらためて今日はGoogle広告のP-MAXキャンペーンとはどのようなものなのか。メリット、デメリットなどもまとめてみます。


 

目次(P-MAXキャンペーンって意味ない?データ取りできない広告)

1:P-MAXキャンペーンとは

2:P-MAXキャンペーンのデメリット

3:P-MAXキャンペーンはどんな風に使うのがベストか

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1:P-MAXキャンペーンとは


P-MAXキャンペーン(Performance Maxキャンペーン)は、Googleが提供する広告キャンペーンの1つで、AIを活用してさまざまな広告フォーマットとGoogleのプラットフォーム(検索、ディスプレイ、YouTube、Gmail、マップなど)に最適な形で広告を自動的に配信するものです。 広告主が目的(コンバージョンや売上など)を設定すると、GoogleのAIがその目標達成のために最適なユーザーに最適な広告を届けるように調整します。 これにより、手動での設定が難しい複数のチャネルをまとめて運用しやすくするのが特徴です。



複数のチャンネルとは?


P-MAXキャンペーンでは、Googleの検索やディスプレイ広告、YouTube、Gmail、Googleマップといった多くの異なるプラットフォームを一括で管理できます。


通常、これらのチャネルに広告を出すには、それぞれでターゲット設定、予算配分、クリエイティブ作成を手動で行う必要があります。しかし、P-MAXでは、これらの作業をAIが自動的に最適化してくれるため、広告主が細かく設定する必要がありません。


たとえば、P-MAXがユーザーの行動データやパフォーマンスを分析して、「検索広告の方が成果が出やすい」と判断すれば、検索広告に予算を多く割り当てるなど、リアルタイムで予算や配信内容を調整してくれます。


これにより、複数のチャネルを一つのキャンペーンで効率的に運用でき、時間や手間を大幅に減らせるのが特徴です。




2:P-MAXキャンペーンのデメリット

P-MAXキャンペーンには便利な面もありますが、いくつかのデメリットもあります:


データの透明性が低い

P-MAXは多くの自動化が行われるため、どのチャネルや広告フォーマットが具体的にどれだけの成果を上げたかが分かりません。 データの透明性が低いため、どの要素が成功の要因なのか分析しづらく、改善策の特定が難しくなることがあります。あえて分かることがあるとすれば、P-MAXキャンペーン経由でコンバージョンがあったかどうかのみ。 ただ、それすらも微妙で、今回予算30万で表示回数は111万回。クリック数は2.6万回。無料見積もりページへ進んだ件数は352件。見積もり送信完了のサンクスページ到達が0件。

2.6万人がサイトに訪問して352人が見積依頼フォームまで自ら進み、問い合わせをしない。

正直、考えられない数字だったのでGoogleの担当者に質問すると、ロボットによるアクセスの可能性もあるとの事。

お客様からすると、ロボットが勝手に広告をクリックして、見積もり依頼のコンバージョンまでたどりつかれても、費用がかさむだけで全く意味は無くて。


問題なのは、どの媒体にどのように表示されクリックされたのかというデータがとれていないということ。 あえて分かったのは、表示された媒体で高かったのがYoutubeで様々なアンパンマンの動画でした。

業種も全く関係ないアンパンマン・・・。いずれにしてもこの30万で何の改善をすればいいかは、数字が見えない以上、Google担当者も私たちも分からないという状況でした。



手動のコントロールが制限されている

AIが自動で最適化する一方で、広告主が手動でターゲティングやクリエイティブの配信方法を調整する自由度は低くなります。細かなターゲット設定や特定のチャネルに特化したい場合、思い通りに運用しにくい点がデメリットです。アンパンマンの動画など子ども向けのサイトやコンテンツには表示させない!などの設定もできませんでした。



予算の偏りが発生する可能性

P-MAXは成果が見込めると判断したチャネルに予算を集中する傾向があるため、他のチャネルでの露出が減る可能性があります。その結果、特定のチャネルでのブランド認知やリーチを重視したい場合には不向きです。



学習期間が必要

AIが最適化するまでに一定の学習期間が必要で、その間は成果が安定しないこともあります。十分なデータが集まるまで予算が消化されてしまう可能性があり、結果が見えるまでに時間がかかる点も考慮が必要です。


1カ月30万という学習期間と予算が妥当だったのかどうか分かりませんが、この時点でお客様と話し合い、P-MAXキャンペーンではなく、Google検索広告への変更を提案させていただきました。


P-MAXの自動化機能は便利ですが、コントロールを重視する場合や特定のチャネルに重点を置きたい場合には、他の広告運用方法も検討した方がよいかもしれません。




3:P-MAXキャンペーンはどんな風に使うのがベストか


P-MAXキャンペーンによる広告の一元管理とAIによる自動化機能は便利ですが、ご自身でどんなキャッチコピーで、どんな説明文にすればクリック率が上がるのかなどのコントロールを重視する場合や特定のチャネルに重点を置きたい場合には、Google検索広告など他の広告運用方法も検討した方がよいかもしれません。

P-MAXキャンペーンデータ検証もほぼできないことから考えても、広告予算に余裕があるときなどに、イメージ広告として多くの方に印象付ける意味ではいいのではないかと考えます。




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この記事を書いた株式会社ありのまデザイン 代表楢崎について。


株式会社ありのまデザイン代表の楢﨑

2015年、Wixに特化したWEBサイト制作会社 ありのまデザインを創業。

(現在は法人化し株式会社ありのまデザイン)

Wix制作パートナーとして最高ランクのレジェンドパートナー。

Wixでの制作実績は160サイト(2024年9月時点)

Wix制作仲間からも「これってWixで作ってるんですか?」と質問されるようなWixサイトを作っています。

誰もが知る大手企業様から個人の方まで幅広く対応しております。

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