当社でも結婚相談所のホームページを作らせていただきましたが、毎月確実にお問い合わせをいただいております。ただ単にホームページを作れば問い合わせが来るという時代ではない中、どのようにして集客のできるホームページにするのかをお話しします。加えて、過去に私が制作した結婚相談所のホームページは1件大失敗したこともあります。その失敗が何だったのかも参考にしていただければと思います。
■ 全国に拡大する結婚相談所の数と会員数
結婚相談所のホームページ制作において成果を出すには、ターゲット層に合った魅力的で機能的なデザインを提供することが鍵です。
2024年現在、全国に4,376社が加盟するIBJ(日本結婚相談所連盟)に代表されるように、結婚相談所業界は急速に成長しており、会員数も94,022名に達しています。
この競争が激化する中で、他の相談所と差別化し、成果を上げるためにはどのような戦略が必要かを考えてみましょう。
■ 1. ターゲットに合わせたデザインと機能
結婚相談所のホームページは、ユーザーが安心感を持ち、信頼を寄せるようなデザインと機能を備える必要があります。具体的には以下の要素が重要です。
⚫︎シンプルで直感的なナビゲーション
ユーザーが必要な情報に簡単にアクセスできるよう、シンプルで使いやすいナビゲーションメニューを設置します。
⚫︎モバイルフレンドリー
若い世代はもちろんですが、結婚相談所を利用される年齢層の方は、ほぼ100%スマートフォンを利用されています。スマートフォンやタブレットからも快適に閲覧できるデザインを採用しましょう。
多くのユーザーがスマホからアクセスしているため、モバイル最適化は必須です。
⚫︎安心感を与えるデザイン
プロフェッショナルなイメージを与えるために、落ち着いた色合いや高品質な画像を使用し、信頼感を醸し出しましょう。
ただ、ここで注意していただきたいことがあります。過去の私の大失敗を今ここで読んでいただいている方には繰り返していただきたくないのでお話しします。
それは、「ターゲットを明確にすることなくただ華やかで綺麗で洗練された結婚相談所のホームページを作ると問い合わせが止まった」ということです。
当初、結婚相談所様からご相談をいただいた時点でのホームページは、ご自身で制作されていたこともあり、どこか古っぽい色使いや画像、共に「The素人」 というものでした。
そこで私がここぞと「あなたが結婚相談所を利用する未来はこんな華やかな結婚式が!」という、これって結婚式場のホームページか?と思われるくらい洗練されたキラキラしたホームページにしたところ。
まさかの!!
問い合わせが止まる・・・。という状況に。
改めて今回のお客様がこれまでどのようにお問い合わせをいただいていたかを確認すると、ご自身で結婚相談所を検索され問い合わせをされているのではなく、ご両親が息子さんや娘さんのことを心配し、近くの結婚相談所を検索され訪問されているケースがあることが分かりました。
ある程度、年齢も重ねた方が「The20代の出会い!」みたいなホームページを見つけても、ハードルが高く感じられてしまったのではないかと予想しました。
そこで、デザインをあえてダサくとは言いませんが、もっと落ち着きのあるものに変更したところ、以前(当初)のホームページを上回るお問い合わせになりました。
どんな方を対象とするかが大切なのは分かった。では、どのように差別化させればいいのか?についてお話しします。
■ 2. 差別化のポイント
競争の激しい市場で際立つためには、他の結婚相談所と差別化できる特化型のアプローチが必要です。
以下にいくつかの戦略を提案します。
⚫︎ニッチな市場をターゲットにする
特定の年齢層や職業、趣味などに特化したサービスを提供することで、競争相手との差別化を図ります。
例えば、40代以上のシニア層向けや、特定の業界(医療業界、IT業界など)に特化した結婚相談所などがあります。
当社でも問い合わせをいただいている事例としては「海外在住の日本人に強い結婚相談所」などもあります。
「うちなんて、よそと何ら変わりない結婚相談所なので・・・」と思われる方も多いかと思いますが、「これまでどんな方がご成婚までされたかな〜?」「私と気の合うご相談者ってどんな方かな〜?」と考えるだけでも、ターゲットが見えてくるかと思います。
⚫︎あなたがどんな方なのかをしっかり出す
結婚相談所に行くとどんな方が相談に乗ってくれるんだろう?と相談者は誰もが不安でいっぱいです。
若干強引なお節介おばちゃんみたいな人が出てきたらどうしよう?など思われることもあると思います。
そこで大切になるのが、
あなたの写真をしっかり出すこと!!
結婚相談所を利用される方に対しては「写真が大切よ〜」とアドバイスしているのに、当の本人はホームページ用の写真が雑。もしくは掲載していない。ということもあります。
結婚相談所を利用しご成婚いただいた方に写真のご協力をいただくのは大変ですが、ご自身の写真は出すことができるはずです。
親身になって相談にのり、アドバイスしている写真を撮影し掲載してください。
■ 3. SEO対策の強化
SEO(検索エンジン最適化)を施すことで、検索結果での上位表示を目指します。以下の点に留意しましょう。
⚫︎キーワードリサーチ
「結婚相談所」「お見合い」「婚活」などの主要キーワードだけでなく、ロングテールキーワード(例:「40代 結婚相談所」)をターゲットにすることで、特定のニーズに応えるコンテンツを作成します。
質の高いコンテンツ
ユーザーが関心を持つ情報を提供することで、サイトの滞在時間や直帰率を改善します。役立つガイドやFAQセクション、ユーザーの質問に対する詳細な回答などが有効です。
ローカルSEO
地域に特化したサービスを提供する場合、地域名を含めたキーワードや、Googleマイビジネスへの登録を行い、地域での認知度を高めます。
■ 4. ユーザーエクスペリエンスの最適化
⚫︎問い合わせフォームの簡素化
簡単で分かりやすい問い合わせフォームを設置し、ユーザーが気軽に連絡できるようにします。
ここで気をつけたいのは、最初からあまりにも詳しく情報を聞こうとしないことです。
それでなくても、まだ信頼関係ができていないのにいきなりプライベートなことを深く記入しないといけないとなると、人はその時点で去っていきます。
最初は軽めに。顔を見に来てください!くらいで大丈夫です。
⚫︎迅速なレスポンス
お問い合わせや申込みに対して迅速に対応できる体制はとても大切です。
個人で結婚相談所をされている方も多く、この迅速な対応がどれだけ大切か分かっていない方が多いのですが、これも問い合わせをされる方の気持ちになれば、電話に出てくれるのか?もしくはメールをしたら何かしらの反応をいただけるのか?だけでも印象が大きく違ってきます。
そんなことを言っても、即レスポンスは難しい。という場合は、仕組みを準備するだけです。自動返信メールを作り心を込めたメッセージを入れておく。
それだけで印象は全く変わってきます。
30分の無料相談を承っております。お気軽にご利用ください。
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